地域探検シリーズ ひばりが丘団地
28 1月 2012木枯らしがヒューヒュー吹いています~ 暖かくして出かけましょ~
ところで以前から気になる場所がありました。
「ひばりが丘団地」です。
森の中に古びた2階建てのメゾネットなどがあり、くねくね道の不思議な風景
調べてみると、ひばりが丘団地はマンモス団地の先駆けであり、野球場、テニスコート、スーパーマーケット、商店街などが敷地内にあり、公団団地の前衛モデルで2階建てのテラスハウスと4階建ての棟などで構成されています。 敷地は戦時中、中島航空金属という飛行機部品の工場だったそうです。
リニューアルして新しくなりましたが西友ストアーの1号店は、ひばりが丘団地店。 外食大手の「すかいらーく」の前進の「ことぶき食品」は、ひばりが丘団地内にあり「すかいらーく」の由来は「ヒバリ」からきてるそうです。
1960年(昭和35年)には皇太子、皇太子妃(今上天皇、美智子妃殿下)の視察をはじめとして多数の要人が訪れたそうです。
そのとき2人が視察したベランダは、切り取られ53号棟の横に保存されています。
中には星形をした「スターハウス」 不思議な形の棟も現存しています。
50年以上経過した樫の大木はツリーハウスが出来そうなくらい巨大で
木登りには最適です!
ロケットの発射台のような高くそびえ立つ給水塔(現在は使われていません)
昭和30年代からあったであろう多くの木々は屋根より遥か高くそびえて、さぞかし夏は涼しいでしょう。
そして各棟それぞれ個性があり骨董品の様で少しずつ造りがちがっています。
写真は玉石の吹流しの土留め。素朴な風合いが魅力的でした。
現在お住まいの方いるようで夜になると、ぽつぽつ明かりがつき
辺りがあまりにも暗いので夜散歩すると、ひと気もなく何か出てきそうな怪しさがあります。
まるで「宮崎駿」のアニメの様な雰囲気。
現在、老朽化した団地は、続々と取り壊され大手デベロッパーによる再開発がすすんでいます。
20階建ての高層マンションなどができ、緑豊かな新しい社会も構築され、大きく生まれ変わろうとしています。