真夏の植栽

20 7月 2014

梅雨もそろそろ明けそうで日に日に夏に近づいています。

本日は工務店さんの新築住宅の植栽へ東村山まで行ってきました。

樹木が入るとよりいっそう建物が映えます。

conv0008 ヒメシャラ株立ち

真夏に庭木の植栽はできるの?

よく聞かれることがあります。やはり植物なので移植の適期がありまして、7月~8月はどちらかというと不向きです。

しかし建物の竣工がこの時期である、そんな場合は前もって早めの時期に根回しをすると枯れるリスクは少なくなります。

また、適度な水やり,肥培管理、幹巻などの養生も根付かせるには重要な要素です。

 

東村山は畑も多く、訪れてみて静かな環境が気に入ってしまいました。

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造り酒屋もあるんですね。

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こちらは志村けんさんがよく訪れるだんご屋だそうです。
小麦粉の地粉の食文化が昔から伝わっていてウドンや団子がおいしいです。

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焼きダンゴ、醤油を漬けて焼いて漬けて焼いてを繰り返します。

香ばしい醤油の味、そして水分をたっぷりとります。

 

日に日に暑くなってきました。

人間も植物もこれからの時期、上手な水分補給が大事です。

 

 

 

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いよいよ夏です。

クワガタ採りに夢中になって早起きして雑木林へ行った少年時代  夏の夜明けが幻想的に瞼に浮かびます。。。

スイカや梅干を食べて熱い夏に備えましょう。

平井園社長作

 

ところで今、植木畑では、カブトムシが大量発生しているのをご存知ですか?

子供の頃を思い出してみると、この辺はクワガタは採れましたがカブトムシはあまりいなかったと思います。

それがここ数年多いのです。

朝、木を蹴飛ばすとボトボト落ちてきます。

ほんの5分で50匹ぐらい採れます。

先日、街でいい値段で売っているのを見かけました。                これを少年相手に売りさばいたら結構いい商売になるやん・・・・・などと毎年思いつつ今だ実現していません。(笑)

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カブト虫の大量発生には、いくつかの要因が考えられます。

①植木の剪定ゴミが焼却処分しづらくなった為、剪定ゴミを粉砕、  チップ化して堆肥などにしてリサイクル処理するようになった。その チップ化した発生材の山がカブト虫の絶好の養殖場になっている。

②温暖化により昔使われなかった樹種(シマトネリコなど)が東京で越冬できるようになった。シマトネリコの樹皮をカブト虫は好みます。

③都会の住宅事情により雑木林が減少して、植木畑に集中して発生してしまう。

昔は「焚き火だ、焚き火だ落ち葉焚き~♪」など歌があるように庭先で平気に燃やしていました。害虫も減ってよかったんですけどね。

シマトネリコ

常緑で小葉で、どんな場所でも育つタフな木でサラサラっと風にそよぐ立ち姿は、スタイリッシュで人気があります。

原産地は九州でカブト虫が大好きな木です。

7月上旬頃から発生して8月終上旬頃はピタッといなくなります。

そして小型のカブト虫が多いようです。

これは堆肥が熱を帯びる為、早く孵化してしまうからでしょうか。

 

植木屋にとっては大切な商品を傷だらけにされて困りもののカブト虫ですが、子供たちは目を輝かせます!

子供の頃、昆虫や植物と戯れることは本当に大事なこと。        緑が少なくなっている都会では貴重な機会かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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