春一番も吹きました。
だいぶ暖かくなりましたが、しばらく雨も降っていないので土埃が舞います。畑はパサパサ
福寿草が春の訪れを知らせてくれます。
先日は平井園で20年手をかけたクロマツの大木がついに出荷。。
長年の手入 大変でしたが、嬉しいような寂しいような。。。
枝を傷めないように丁寧に枝折って慎重にトラックに積み込み無事出荷。名古屋の方で植えられるそうです。
なかなかの名木だったので、もうちょっと写真を撮っておけばよかったな~と悔やんでおります。
雑木林の景色が好きです。
クヌギやコナラの落ち葉をガッサガッサと蹴飛ばして歩いていると、子供の頃クワガタ採りに夢中になった頃へタイムスリップできそうな気がします。
武蔵野の原風景として雑木林の景色が思いつきますが、クヌギ、コナラに代表される雑木林はもともと自然林ではなく人工林だということを御存知ですか?
昭和期前半までは薪として燃料に使われた薪炭林でした。 落ち葉は優良な堆肥として現在も農家で使われています。 人々の生活に密接に結び着いた林でした。
成長の早いコナラやクヌギは成木を地際からきると株立ちとなり15年~20年で再び成木を伐採して薪に活用することが出来ました。
つまり 伐採→薪→成木育成→伐採 と自然のリサイクルで燃料がとれ、生活に根ざした2次林だったんですね。
戦後しだいにガスや石油が使われはじめ、ところどころ雑木林の風景は失われてゆきました。
がさがさ幹肌の雑木林ですが歩いていると、妙に文学的な気分になります。
近代文学では国木田独歩を代表とする様々な作家や画家などが、この時代の作品に雑木林の美しさを取り入れました。
ワーズワースの詩集を持ってコナラの林へ散歩へ行ったようです。
まだまだ寒い日が続きます。 健康の為にも散歩に出かけましょう。
愛知県の西尾は古くは植木産地として発展した地域で、また植木流通の拠点として高度成長期には関東からもたくさんの植木が運ばれて販売されました。現在は鉢物の一大生産地だそうです。
植木協会の研修で植木畑の視察に行ってきました。
生産者のお話では西尾は川の中州の様な土地なので土壌の成分が砂地で重いそうです。ためしに植木を担いでみましたが、まるで石みたいに重い。。。東京の植木屋の倅で良かった。
乾くと白っぽくガチガチに固まりスコップがささらないそうです。
利点としては根が重いので植木上部の支柱をしなくても、そうそう倒れません。
別の圃場ではオリーブの畑を視察しました。
園主のお話ではスペインをはじめヨーロッパ各地から太い原木を輸入して、吹かしなおすそうです。乾燥しやすい砂地の土地もオリーブにはあっているそうだ。
なかには4tぐらい重量のあるオリーブもあるそうです。ダイナミックですね。
◇-◇-”
日が暮れる頃、ご当地グルメで一杯・・ということで
串カツはソース2度付け禁止!
名物の土手煮
赤味噌風味の甘辛いお味 東京にはない味。旨かったっす!