松根回し

23 9月 2017

すっかり涼しくなりました。

夜道の遊歩道で自転車に乗っていると、草むらの虫のささやきに秋の気配を感じます。

今日の作業はお客様のお庭に長く植わっているアイグロマツ(赤黒松)の根回しです。

なんてことない野木の松ですが、道路拡幅工事で撤去しなければならず、生け花の花材に松を使いたいので移植して残したいとのことでした。

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実生で伸びた木であること、時期も9月の終盤・・。あまり発根しないので針葉樹の移植時期としてはあまりよくないですね。そんなわけで一発で移植しないで根回しして養生することになりました。

「根回し」という言葉 なんか会議の前に下打合せしておくとか、話を通しておくとか、悪だくみしておくとか(笑)・・・。なにかネガティブなイメージもありますが本来は樹木を移植するに先立ち、事前準備する作業のことなんですね~。

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30%ぐらい地上部を剪定して樹木の枝葉を軽くします。

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太い支持根は環状に皮をむき残し、根鉢下部をよく掘りぬいて「ズク」と言われる直根は切断します。

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マツは棒でよく突いて土極めとする・・・。と施工管理の教科書には書いてありますが水道も近くにあったので、たっぷり水極めしました。教科書なんて、しょせん薄っぺらなものです。

水はけ悪い地盤でもないし・・。これでいいのだ。

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モヤイ結びでロープを数か所に引っ張り樹木を支えます。モヤイ結びは締まっていかないのでロープが幹に食い込むことがなく木の為にも良いです。

きれいに整地してあとはゆっくり時間を待って発根状況を診て移植すると確実に移植できます。

自然相手の仕事は臨機応変な感覚が大事。

なにも悪だくみしたわけではないんです。なにごとも事前に手を打っておくと物事うまく運ぶのです。

 

 

 

 

 

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竹林の伐採

10 9月 2017

 

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林業家から作業依頼で竹林の伐採に行ってきました。

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現場は通称「風の谷」と言われる丘陵

頂上付近のすり鉢状の地形に孟宗竹がはびこっていました。

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2人一組でバタバタ伐採していきます。

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近所には幼稚園があり、時より子供たちも散歩に来ます。

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伐採した竹は粉々に粉砕。もう20年以上使っているVermeer製のチッパー。

 

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孟宗竹の大規模伐採は1週間かかり無事終了。明るくなりました。

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風の谷も秋風・・・。稜線沿いに沈む夕日もきれいで カナカナとか鳴いています。

東京にも良いとこってありますね。

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戦争と武蔵野

03 9月 2017

武蔵野ふるさと歴史館の戦争資料展

戦争と武蔵野 TARGET No357 ~攻撃目標となった町~ を見学してきました。

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「中島飛行機製作所」に関する資料、零戦のプロペラやエンジンの部品など数多く展示してありました。 武蔵野は戦時中は一大軍需工場地帯だったんですね。 約70年前たくさん爆撃され、我が家の近所も爆弾が落ちたことは祖父から聞いたことがあります。 工場には大人たちと一緒に中学生以上の学生が働いていて、爆撃で亡くなった方もいました。近代の話ですけど・・知らないことも多いです。

戦後の工場跡地はグリーンパークとなり米軍将校の寄宿舎になり、カーニバルの時は中に入れたそうです。 大きな野球場もあり国鉄スワローズのチーム球場としてプロ野球も開催されていて、そのお客さんを運ぶのために鉄道が走っていて「武蔵野競技場前」という駅があり、東京駅から直通電車も運転されていたそうです。今では想像つきませんね。

年配の方々から ちょこっと聞くことはありますが実際の資料を見ると興味深いものあります。 戦争の良し悪しだの、どうのこうの語る言葉は何もございませんが、地元の歴史を知ることは大事なこと。 それがあって今があるのだから・・・そして未来を考えたい。。。。

そうだ・・。子供たちともう一度見に行こうかな。

 

 

 

 

 

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