高尾山を彩る

01 10月 2017

すっかり過ごしやすくなりました。夏の暑さもどこえやら・・・。

風もすずしぃ高尾山へ!

出入りの業者からの依頼で植木を納めてきました。

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市政100周年の記念事業の一環で、高尾山薬王院のあちこちに鉢植えの植木を納品してきました。

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天狗様の両脇には赤い実のツリバナを配置。

天狗様。素敵すぎます。

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高尾山は多くの天狗伝説があり天狗信仰の霊山として山伏修行も行われています。

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手水舎の両脇にはウメモドキ

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山門の脇にはイロハモミジ

以前、納品した「青の七五三モミジ」も順調に大きくなっていました。

image2 (2)青の七五三モミジ

from H jungle・・・

パワースポット「高尾山」 いつ行っても気持ちが晴れ晴れして元気になります。

私も家族も大好きな山。

秋のお散歩がてら高尾山に行かれてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

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松根回し

23 9月 2017

すっかり涼しくなりました。

夜道の遊歩道で自転車に乗っていると、草むらの虫のささやきに秋の気配を感じます。

今日の作業はお客様のお庭に長く植わっているアイグロマツ(赤黒松)の根回しです。

なんてことない野木の松ですが、道路拡幅工事で撤去しなければならず、生け花の花材に松を使いたいので移植して残したいとのことでした。

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実生で伸びた木であること、時期も9月の終盤・・。あまり発根しないので針葉樹の移植時期としてはあまりよくないですね。そんなわけで一発で移植しないで根回しして養生することになりました。

「根回し」という言葉 なんか会議の前に下打合せしておくとか、話を通しておくとか、悪だくみしておくとか(笑)・・・。なにかネガティブなイメージもありますが本来は樹木を移植するに先立ち、事前準備する作業のことなんですね~。

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30%ぐらい地上部を剪定して樹木の枝葉を軽くします。

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太い支持根は環状に皮をむき残し、根鉢下部をよく掘りぬいて「ズク」と言われる直根は切断します。

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マツは棒でよく突いて土極めとする・・・。と施工管理の教科書には書いてありますが水道も近くにあったので、たっぷり水極めしました。教科書なんて、しょせん薄っぺらなものです。

水はけ悪い地盤でもないし・・。これでいいのだ。

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モヤイ結びでロープを数か所に引っ張り樹木を支えます。モヤイ結びは締まっていかないのでロープが幹に食い込むことがなく木の為にも良いです。

きれいに整地してあとはゆっくり時間を待って発根状況を診て移植すると確実に移植できます。

自然相手の仕事は臨機応変な感覚が大事。

なにも悪だくみしたわけではないんです。なにごとも事前に手を打っておくと物事うまく運ぶのです。

 

 

 

 

 

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梅雨の主役

01 6月 2017

梅雨が始まりました。

雨に打たれる新緑もしっとりと濡れてよいものですね。

やはり主役はアジサイ 「紫陽花」

美しい花は梅雨のうっとうしい気分を晴らしてくれくれます。

学名のハイドランゲア Hydrangea はギリシア語の 「水の器」 という意味。

 

アジサイは土壌のph(酸性、アルカリ性)によっても多少は花の色が変わります。

    クレナイ

もともと持っている個体差や品種による色の違いが大きいです。

 

江戸時代に来日したオランダ人医師シーボルトは日本人の妻の「お滝さん」の名前にちなんで「オタクサ」otakusaのアジサイ品種をドイツに紹介したというエピソードがあります。

 

いろいろあってオランダに帰り永遠の別れとなってしまいました。

 

その後 「お滝さん」はどうしているのだろうか・・・

 

しとしと雨が続きます。

四季のある日本ならではの梅雨

この季節でしか味わえない風景があります。

 

傘をさして、レインブーツを履いて 散歩に出かけましょ~

 

 

 

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名木出荷

19 2月 2017

春一番も吹きました。

だいぶ暖かくなりましたが、しばらく雨も降っていないので土埃が舞います。畑はパサパサ

福寿草が春の訪れを知らせてくれます。

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先日は平井園で20年手をかけたクロマツの大木がついに出荷。。

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長年の手入 大変でしたが、嬉しいような寂しいような。。。

枝を傷めないように丁寧に枝折って慎重にトラックに積み込み無事出荷。名古屋の方で植えられるそうです。

 

なかなかの名木だったので、もうちょっと写真を撮っておけばよかったな~と悔やんでおります。

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百花繚乱

25 4月 2016

早いもので新緑も芽吹き 爽やかな季節。

様々な花が咲き乱れます。

 フジの盆栽

昨年もそうでしたが今年も花木の花つきは良好。

 ハナミズキ

この様な花つきの良い理由として、前年の夏が最高気温40度にもなるほど高温になったり雨がなかなか降らず木が苦しんだ為、比較的花つきが良いのではないかとも考えられます。肥料なども関係しますが前年に花芽を形成する花木は特に夏の気候の影響をうけるようです。

花が咲くということは実もたくさん小鳥もたくさん。

 

黄色の花、ピンクの花が終わると新緑と共に白花が目立ちます。

クロフネツツジ(平井園圃場)

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ハンカチの木

ハンカチというよりはティッシュみたいな花。風でひらひら舞い落ちます。

 

今時期は虫も少なく百花繚乱…

畑で植木を掘っていても気持ち良いですが

そろそろタオルも必要になってきました。

 

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上水沿いの緑道

15 11月 2015

秋も深まりソヨゴの実も赤く色づきました。

conv0008 ソヨゴ

conv0002スズランの木(平井園圃場)

スズランの木は世界三大紅葉樹で秋には色鮮やかに紅葉します。

conv0007マルバの木

マルバの木は七色の変化を見せてくれます。

庭木の手入れなどの依頼も多いです。

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日暮れも早くなりました。落ち着いて作業を!

本日、庭木の手入れに伺ったお宅の裏は枯葉舞い散る玉川上水沿いの公園。

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秋の木漏れ日も心地よく一息つきます。

玉川上水緑道は深い緑につつまれて休日にはジョギングやウォーキングにたくさんの人が訪れます。暑い夏でも上水沿いへ寄ると清々しますね。私は吉祥寺から三鷹牟礼辺りの感じが好きです。

都会暮らし、土の上を歩く機会は少なくなりました。秋晴れに一日、カサカサと落ち葉を踏みながら散歩に出てはいかがでしょうか。。。

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柿が赤くなると

01 11月 2015

柿食えば鐘が鳴るなる法隆寺。。。

柿が色づいてきました。

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柿が青空に映えます。とても日本的な感じがしますね。

柿はビタミン、ミネラル豊富で「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉もあるように体に良さそうです。

conv0021 常緑ヤマボウシの実

常緑ヤマボウシは近年人気の樹種です。秋には沢山の実をぶら下げます。

conv0016 フェイジアの実

フェイジアは南国フルーツの様な味がします。

conv0015 ムべ

ムべは常緑の蔓性植物 アケビに近いです。

conv0017 ザクロの実

ザクロは細かいツブツブの実がたっぷり詰まっています。

実りの秋、果実の美味しい季節

 


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大径木

26 10月 2015

30年以上植わっていたそう。。。

植木を大事にしていると良いこともあるもので

サルスベリの大木が出荷予定。

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最近は大径木の出荷は少なくなりまして・・ありがたいです。

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できるだけ小さめに根鉢整え、固く樽巻して運搬します。

遠く海を渡り、上海の緑化工事で植えられるとのこと。

是非一度見に行ってみたいです。 いつのことやら。。。

 

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カヤの実

04 10月 2015

カヤの実を食べれること ご存知ですか。。。

カヤは秋になると沢山の実を落とし古来から食されたようです。

そのままではヤニが強いので数日間アク抜きしたのち煎ったりすると香ばしいナッツの様な味がします。

近所の林に拾いに行ってきました。

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またカヤの木は常緑針葉樹で古くからある神社やお寺などでも見かけます。

ゴツゴツした渋い幹肌、日本的な味わいがある木です。

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先日、某温泉施設に目隠しの常緑樹としてカヤの木を植栽してきました。

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秋は古代人も沢山の木の実を食べたことでしょう。

漢方薬でも使われることもあるカヤの実ですが、聞いた話で子供のオネショにも効くとのこと。。。本当でしょうか。

 

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冬の花

07 2月 2015

昨今は明るいカラーリーフを組み合わせるカラフルな植栽が多く、庭木の樹種も明るめに選定される世の中です。 それは、それで好きですが…                                                       冬の寒い時期に赤やピンクの花を咲かせる山茶花、椿はやはり渋い 日本的な情緒がありますね。

conv0005 椿(西王母)平井園圃場

また、花の少ない時期に長く咲き、茶花としてはなくてはならない木で中国、台湾などにも広く分布しています。この艶のある濃緑の中に花が咲くと、なんとも美しいものですが春と秋にケムシが付きやすいのが欠点で子育て中のママには嫌がられます。

ツバキは椿と書きまして春の季語、サザンカは冬の季語です。   山茶花は秋の終わりを告げて…椿は早春を連れてきてくれます。

 

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