正月は岩手へ行ってきました。
花巻から遠野へ
友人が宮城まで里帰りするので便乗して、そこからはローカル線 始発の阿武隈急行に乗ります。ドアは押しボタン式。
花巻は しんしんと銀世界でした。。
世界遺産の平泉に向かいます。
中尊寺金色堂
ド派手で圧巻・・・。奥州藤原氏の勢力があったことを窺わせます。
梵鐘
この小さな梵鐘の造りが可愛いくて良いですね。
その後、毛越寺へ
開山堂
ログハウスのような壁構造が独特なお堂。
池泉回遊式庭園の石組は平安時代のものだそうですが雪がかぶって見えませんでした。
その後、新渡戸稲造記念館へ
「武士道の精神」は日本人としての道徳感、アイデンティティですね。私も見習いたいです。なかなかすべて実践できるものではありませんが近頃、母親のやることに武士道の精神を感じます。意識しなくても日本人には自然にはぐくまれるのかもしれませんね。
宿泊先は遠野 どぶろくの宿
遠野名物のジンギスカンと自家製どぶろくをいただきます。
遠野は全国にさきがけ「どぶろく特区第一号」で百数年ぶりに製造が解禁となった地域です。「どぶろく」は平安時代以前から日本人は飲んでいたそうで、私自信これまでお酒の趣向に「どぶろく」ってなかったんですけど・・。飲んでみると若干シュワ~としてプクプクして・・。やはり酵母が生きているんでしょうね。 クセになりそうなマイルドな味わい。 ファンになりそうです。
ジンギスカンは遠野の名物料理で週に一回はジンギスカンを食べるという地元の方もいらっしゃいました。
翌日は「曲り家」見学
寄棟造りの伝統的な農家建築、母屋と馬屋がL型で一体となっている。
中は煙で燻されていた。
裏山には炭焼き小屋 炭を作っていました。
天気にも恵まれて冬の田舎を満喫できました。気温は氷点下ですが雪のお蔭で湿度があるせいか、あまり寒く感じなかったなぁ。東京に帰ってきて、駅のホームの空っ風の方がよっぽど寒い。
人も親切で遠野って魅力あるところですね。東京の雑踏からしばし離れて頭がスッキリ。またいつか遠野のどぶろく呑みに行きたいです。
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
阿波州神社手水舎
年末の大掃除をしていたら、タイに旅行に行った時のスケッチが出てきました。
もう10年前になりますがタイのチェンマイに友人夫婦と旅にいったな~なんて・・・。
宿泊したコテージの中庭にはタマリンドの大木がありました。
あの頃小学生だった長女も今は高校生・・・
すっかり言うことを聞かなくなったなぁ~
月日の経つのは早いですね。
今年はホームページもリニューアルして気分一新!
皆様にとって良い一年でありますように・・・
今年の紅葉はどこも綺麗ですね。
平井園 大盃モミジ
先日、世田谷の方にお庭の手入れに行った時、以前から気になっていた武者小路実篤記念館があったのでお昼休みに寄ってみました。
今年の8月は雨が多かったので葉が焦げたりしなかったからでしょうか・・どこも色鮮やか。
「仲良きことは美しきかな」
武者小路実篤の言葉です。
先日はお茶室を新しくされたお客様からお招きいただいて裏千家の茶道・・・妻と娘と一緒に体験してきました。
お茶席の前には新しい靴下を持参して履き替えるのが礼儀であると教わり、靴下を取りに帰りました(笑)
掛け軸は 「歳月 人を待たず」・・・。とのこと
そろそろ紅葉も散りはじめ、足早な師走の足音が聞こえてきそうです。。。
11月もそろそろ月末・・・。
年末が近づくと庭木の手入れなども多くなります。日暮れも早くなりますが落ち着いて安全作業を心がけます。
お庭の改修作業、施工してきました。
四ッ目垣
年配のご夫婦からの作業依頼。。。
代が変わればお庭の分筆も控えているので費用も抑えたいとのこと・・・
介護の車が駐車できて、車いすが通れるバリアフリーにとのことで、コンクリート平板を敷き並べることになりました。
まず既存の植木を移植して
平板の下地は砕石を転圧してモルタルで固定します。
駐車スペースも砕石を敷きならすだけにしました。
古瓦がお客様のお庭にあったので土止めにして花壇風の植え込み。
廃物を再利用するリサイクルの考えは造園の原点の一つかもしれませんね。
予算を抑えた形でなんとなくそれなりに出来ました。
秋霖・・・
秋の長雨のことを言そうです。
阿波州神社
平井園に隣接している神社の境内も池のようになっていて、まるで銀閣寺のよう・・・。
風が吹くと、さざ波が立ちます。
今年の秋は例年より雨が多くて台風もきましたね。。。個人邸の手入れなどは荒天の場合は作業に伺えないこともあります。
しかたないので自宅の駐車場を制作してました。
御影石の敷石。厚さ12㎝もあって、重さも60キロぐらいはありそう。昔は都電の敷石に使っていたとか・・。
重いのなんのって。。。これを微調整して駐車場に敷き詰めるのだから1日作業したら筋肉痛ですわ。
一枚一枚、凸凹で微妙に大きさも違います。浮陸調整しながら据え付けるので筋肉疲労で徐々に重さが増していきます。。。
気合!。。。3日で敷き詰めました。色むらがあって、やっぱ自然石ってイイな!
カーポートの柱に下は基礎があって石が敷けないので砂利の洗い出しで遊んでみたり・・。
灰炭入れ過ぎたか? チト黒すぎた。でも渋い洗いだしということで、これで良しとしよう。
雨どいの水は手水鉢に落とし、樋筧に・・・。そのうち金魚でも飼おうかね。
団差を解消するのに長手の切石・・・車止めにもなります。
そんなこんなで愛車ハスラ―ちゃんのガレージ 完了っ!!
初秋ですね。
お客様からのお誘いで、「山村御流いけばな展」に日本橋に行ってきました。
「花は野にあるように」という枯淡素朴な山村御流
奈良にある円照寺のいけばな流派のスタイルだそうです。
派手なパフォーマンスはありませんが。。。
楚々として器と花と掛け軸が、ただそこにあります。
小さな一輪挿し
そっと、ささやか、つつましやか、ほんの少しの豊かさ・・・
簡素・・・。小さい・・。てゆーか そういうことではなく、野で出会った草花との縁を大事にして野にあるようにシンプルに生ける。頭の中で構図を練りすぎないで、今そこに大自然から与えられた花材をその人の感覚で生ける。基本的な型はあるそうですが人それぞれ生け方は異なります・・・
縁は異なもの味なもの・・・ですね。
枝が横に流れる作品が多くありました。
「秋の七草」なども多くあしらっていて、季節感のある素朴な個性ある感覚。
ごく普通の日常を生ける 今この一瞬を大事にする 日常生活を大切にすること・・・
いろいろお話聞けました。
「創造」というと、なにか特別ものすごい偉い大きななものを思いますが、とんでもなく凄いことをやることが創造性ではないんですね。
芸術の秋
ひさびさ日本橋や銀座をプラプラしてきました。
金木犀が香り、柿も色づき、空を眺めると雲の高さに気がつきます。。。秋ですね。
お茶室廻りの垣根を造る作業依頼。
お客様の長年の夢、お手伝いさせていただいております。
鬼柊(オニヒイラギ)の生垣。
裏表から竹で挟み込んで間柱、立子を入れ、裏表から棕櫚縄で結束するので、見た目にもしっかりとした生垣になります。
依頼主の会長も御満悦でなにより。。。
翌日、カナメモチの門被りの木を玄関に植樹。
続いて黒竹の御簾垣の制作です。
本物の黒竹で溝にピッタリ納まらないので少しづつ削り、一本一本加工するので手間が掛かります。
裏表から結束して、天端は飾り結びとしました。
材料がちょこっと足りないので、調達せざる得ない状況になり作業が少し残りました。
竹や丸太は凸凹して曲がっていたりいるので、ちょうど良いところの水平垂直を模索しながら作業します。いい加減ではなく、良い加減を探すのです。 なかなか材料ピッタリとはいきませんな・・・。
こちらはお客様の坪庭に創作した竹垣です。柱はヒメシャラの原木を使いました。
何年かおきに新しくするので庭に清々しさを与えますね。
自然から与えられた材料で創作する竹垣 大事に触れ合っていると 創造無限大で面白いものです。
すっかり過ごしやすくなりました。夏の暑さもどこえやら・・・。
風もすずしぃ高尾山へ!
出入りの業者からの依頼で植木を納めてきました。
市政100周年の記念事業の一環で、高尾山薬王院のあちこちに鉢植えの植木を納品してきました。
天狗様の両脇には赤い実のツリバナを配置。
天狗様。素敵すぎます。
高尾山は多くの天狗伝説があり天狗信仰の霊山として山伏修行も行われています。
手水舎の両脇にはウメモドキ
山門の脇にはイロハモミジ
以前、納品した「青の七五三モミジ」も順調に大きくなっていました。
青の七五三モミジ
from H jungle・・・
パワースポット「高尾山」 いつ行っても気持ちが晴れ晴れして元気になります。
私も家族も大好きな山。
秋のお散歩がてら高尾山に行かれてみてはいかがでしょうか。