中庭の作業

12 11月 2014

少し前になりますが某温泉へ植栽と既存樹木の伐採抜根の作業に伺いました。 営業前の早朝作業です。

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今では珍しくなった枯山水の純和風庭園での作業。景石の根締めに日陰に強い伽羅の木を植えました。うまく根付いたと、 施主様から後日連絡が入ってホッとしています。 続いてモッコクの伐採抜根の作業です。 重機などが一切入らない中庭、手作業で苦戦。音もたてられません。苔や枯山水も傷めない様に十分配慮します。

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大きな景石にチェーンブロックで牽引して根を抜くことができました。

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苔むした庭、風にそよぐ紅葉、水の音、光の陰影が心地よい。    和風庭園、やっぱりいいですね。

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後日、母親の古稀のお祝いで兄弟孫勢揃いで温泉に入ってお料理をいただいてきました。 素晴らしい庭の眺めに癒されました。

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都会のお庭

08 10月 2014

だいぶ涼しくなりました。

いつの間にやら柿も赤くなりました。

かねてから計画していた渋谷の都会のビルの屋上庭園を製作しております。

さて、ここは何階だと思いますか?

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レモン、柚子、カボスなど柑橘類や柿など植えて都会の果樹園を作りました。

とても乾燥する場所なので自動灌水装置は必用です。

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都会でもできる自然な暮らし、憩いの場所は工夫しだいでつくるれるんです。

お孫さんが土や植物と触れ合える様にとのオーナーの希望で、貴重な空間が出来ました。

材料搬入などとても苦労した今回の屋上緑化ですが、作業終了後の夜景はとても素晴しかったです。

 

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住宅展示場

05 6月 2014

住宅展示場の植栽に行ってきました。

やはり緑を植えると建物もより引き立つ様で、住宅メーカーも植栽には力が入ります。

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ソヨゴ、ジューンベリーの高木を主木としてシャクナゲ、サツキなど低灌木で賑やかになります。

紅白の垂れ幕も設置して、なにかお祭りの様ですね。

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本社ビル脇にはカツラの大株を植栽しました。ガラスに映って美しいです。

別の現場ですが樫の大株を植栽しました。

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4月~6月は陽気が良いので枝葉も根もグイグイ伸びて樹木の植栽には適している時期です。

緑を植えることで空気もきれいになり周囲の美しい環境創りに貢献できればと思っております。

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珈琲のかほり

08 12月 2013

もう師走

一年が凄いスピードで過ぎてゆきます。

だいぶ寒くなってきました。どうぞ風邪などひかぬように。..

 

店舗前の植栽工事の依頼です。

街道沿いの大型飲食店。

新築の店舗は真新しくて綺麗ですが、色気がなく閑散としています。

植栽を入れることで、どう変わりますでしょうか?

クレーン車を使っての客土作業

現場を汚すことなくスピーディな作業 ができます。

やはり植栽が入ることで、より華やかなお店になりました。

ライトが灯ると光と影で、グッと雰囲気が増します。

年内オープンで美味しいコーヒーが飲めるとのこと。

植木の成長とともに商売繁盛を願います。。。

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店舗前の植栽

14 10月 2013

気持ち良い気候が続きますね。

涼しくなってきて植栽やお庭のお手入れの依頼も多くなってきました。

本日は都内の有名和菓子屋の店舗前植栽工事へ行ってきました。

狭い都心部の造園工事では作業車の駐車スペースを確保したり、資材の置き場の配慮であるとか、土などで周囲を汚さぬ様、より一層注意して気を配ります。

既存の植栽部は乾きやすい不適切な土が入っていたので、すべて入れ替え、保湿性のある土に入れ替え堆肥も混入いたしました。

自然風の植栽にするため品の良い雑木をあしらいます。

落葉樹主体の植栽は四季折々の表情を見せてくれます。

マルバの木は七色の多彩な紅葉が特徴。

綺麗になった店舗前・・・

きっとお客様に安らぎを与え、商売繁盛につながることでしょう。

 

 

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玄関前改修工事

29 5月 2013

そろそろ関東は梅雨入りの様・・・

紫陽花の季節にですね。

 アジサイ黒姫

4月、5月は例年と比べて雨が少なく風が強く、春先植えた樹木は予想外に乾き傷みました。

もう少し天気が予測できるといいんですが…

 

雨知らずの春です。仕事も捗って、かねてから打合せを重ねた玄関前改修工事が完了いたしました。

多摩川上水のほとりにk邸は新築され、お庭には自然の山石、雑木類を贅沢に取り入れました。

クレーンを使用して大きな石を据付け景色を造ります。

小さな石は延べ段に使かって趣ある道すがらを…..

武蔵野の縮景が出来上がりました。

もともと植木屋は石や植木などを使い、自然の範囲で行われるべき、ささやか、つつましやかなものだと思います。

それが素朴なものであっても、それらと大事に触れ合うことによって無限の豊かさと新鮮さを生み出すことができるのではないかと思うのです。

小さな前庭でしたが、道行く人々も喜んでくれて植木屋冥利につきますね。

草花が生い茂る頃が楽しみです。

 

 

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移植

09 5月 2013

大きな穴をほると偶然面白いことに遭遇することも・・・

仕事柄、日頃から植木の取り扱いは慣れているので大径木の移植など依頼されることも、ちょくちょくあります。

今は小型の重機などもありスピディーに作業することができます。

やはり植木は生き物。 移植適期もあります。 根回しの技術。                重量物だったりすると手際と堪などの経験。              そして剪定の際は絵心も大事ですね。

本日は杉並区の閑静な住宅街へ植木移植の作業へ出かけました。

重機で大きな穴も掘ります。

ときたま凄いものに遭遇することもあります。

刀、サーベル、38式歩兵銃・・・etc

地主の方に聞いたら先祖が陸軍の中尉で偉かったそうな。。。

時を経て、60数年ぶりに現代にお目見えした、いにしえの品々・・・訳あって埋めたのだろうか?・・・ロマンを描き立てられます。

大きな穴を掘ると偶然面白いことに遭遇することもあります。

さまざまな想像が無限に広がります。

降り積もった土を掘り返すと時には面白いものに出くわすこともあります。

 

 

 

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柿の移植

02 12月 2012

柿の移植を依頼されました。

自宅の建て直しに伴う移植です。

お亡くなりになった旦那さまが植えられた思い出の柿だそうです。

今までなかなか実らず、5~6個でしたが、亡くなった年は100個ぐらい成ったそうです。

思い出の木を何とかして生かしたいとのことでした。

元来、柿の庭木は移植が難しくベテランの庭師さんでも 「100%活着します!」とは言い切れないと思います。

「ここほれワンワン!」掘ってみると根鉢に下に沢山の瓦の欠片や瓶の欠片が沢山埋まっていました。

昔、年配の職人に柿の根の下に瓦の欠片を入れると柿の生育が良くなると聞いたことがあります。 水はけが改善されて根腐れなどを防ぎ、生育が良くなるからでしょう。お陰で掘るのは大変でしたけど

根鉢を崩さないよう丁寧に掘り樽巻きします。

クレーンで吊り上げて鉢底を編んで完了です。

移植先では植穴にワラ灰を混ぜました。  柿の移植はワラ灰を入れると良いと昔の人に教わっています。

藁灰製作状況~

藁灰は古くから用いられてきた有機肥料。 カリウムやカルシウムを含みミネラルの供給、土壌phの調整、根グサレ防止、殺菌効果もあります。 柿以外にもマグノリアなどの根の粗い植物にも良いようです。

「枯れ木に花をさかせましょ~♪」 と花咲か爺さんは灰を播いたそうですが、あながちウソではないのですね。

植穴にたっぷり入れます。

春芽吹かなくて枯れたのかな? と思っても、あきらめないでしばらくそっとしておきましょ~

柿は3年ぐらい眠ってしまい、そして突然芽吹くときもあるんです。

旦那さまの形見の木なので大事に養生して、なんとか新築祝いにお持ちしたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

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25 10月 2012

日本情緒漂う「竹林」・・・とても風情があります。

春には竹の子が採れて季節を味わうことができます。

その「竹林」 今、環境問題になっていること、ご存知ですか?

竹は毎年ものすごい生命力で地下茎を伸ばしそこから竹の子を生やします。雑木林などが隣接していると、どんどん地下茎を伸ばし雑木林を侵食してゆきます。畑が隣接している場合は畑をつぶしてしまう恐れもあります。昔の様に竹垣や竹材を沢山使い健全な森に整備することが望まれます。

造園材料としてお庭にもよく使われます。デザイナーが安易に竹とおっしゃられますが、やはり適した場所に植えないと、あちこち出てきて後に大変なことになります。

この様にコンクリートで囲われた植栽帯などが理想的です。

本日は数年前に沢山の竹を植えた都内某ホテルの中庭の手入れに伺いました。

古い竹を間引き剪定しました。

すっきりして光が降り注ぎます~

やはり美しい竹林は人手によるコントロールが必要です。

 

 

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梅雨です。

天気に左右される仕事の段取りは本当に大変なものです…なかなか予定どうりいきません。

どうぞ皆様お許しを。

そんな梅雨の貴重な晴れ間を選んで、長野県の標高1500mの別荘地へ植木の植栽や灯篭の移設に行ってまいりました。

お施主様は三鷹に住んでいた一軒屋を引き払って、マンションに引越しされ、夏は長野の別荘ですごされるとのこと

思い入れのある植木、石灯篭などを移設してきました。

 

別荘地へ行く道中、鹿に遭遇!!!    のんきに道路を横断していました。

高原の風は爽やかで湿度も少なく、庭にはイギリス庭園を思わせる西洋芝が管理され旦那様が熱心に手入れされていました。

時より降り注ぐ明るい日差し、 まるで天空の楽園~         気持ちまで爽やかな気分になります。

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ところで皆さんは山菜の「ぜんまい」と「わらび」を見分けられますか?

都会育ちの私には山菜採りはあまり馴染みがありません。せいぜい天ぷらになってるものを食べる程度

今回仕事帰りに山菜採りを教えて頂きました。

地元の人は「薇」ばかり採って「蕨」はあまり採らないそうです。

奥様に振舞っていただいた蕨の御浸しは、ほろ苦く 素敵な山の香り!

そして大地の息吹を感じる、ほろ苦さは体内も浄化してくれるそうです。

お陰で沢山の蕨のお土産も採れました。                      問題は妻が山菜料理をできるかどうか・・・?

 

自然と供に暮らすことは豊かだな・・・と今更ながら思います。

帰りには蓼科温泉という源泉掛流しの温泉で仕事の疲れを癒しました。

 

 

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