木曜日 28th 6月 2012

by jun

美しい春の花の代表選手「ハナミズキ」 毎年沢山の花を付けて楽しませてくれます。

「ハナミズキ」 実はアメリカ由来に木であることをご存知ですか?

近年、梅雨になると葉の表面が白くなるウドンコ病が多々発生しています。

白く付着したウドンコ病

ハナミズキの代表的な生産地はアメリカのテネシー州で自生地はバージニア州ですがローム層の乾燥土壌で降雨量も少なくウドンコ病は少ないようです。

日本は5月~10月まで空中湿度も高く降雨量も多いことからウドンコ病が多々発生します。

防除の方法としては定期的に殺菌剤を散布して肥培管理する必要があります。

又、酸性土壌である日本では根グサレすることもあります。phを調整して土壌改良すると良いでしょう。

街路樹のハナミズキが意外と元気だったりするのは、コンクリートガラなど適当に入っている土壌でphが中和されているせいかもしれませんね。これは私の予測ですが。。。ちなみに近隣種のヤマボウシには、このようなウドンコ病はつきません。

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ハナミズキの普及の歴史は明治の終わりの頃、今から100年前の1912年に当時の東京市長の尾崎行雄氏がアメリカへサクラを贈った返礼に日本へ渡来しました。 小石川植物園には大きな原木が現存しています。

その後敗戦国に来日したマッカーサー元帥の故郷がバージニア州であったこと、街路樹として最初にアメリカ大使館前に植栽したことが始まりで多くの地域に広まったそうです。

「花水木」

日本とアメリカの友情を一層深める願いが込められていて、現在では関東地方をはじめ多くの地域で美しい花と紅葉を鑑賞することができます。

 

 

 

 

 

 

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