月曜日 3rd 11月 2014

by jun

週末、パートドヴェール作家の波多野裕子さんの個展に目白へ行ってきました。 クリスマスローズ色、くもりガラスの器、どれもこれも素敵なものばかり。。。

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磨き上げた器、ランプシェード とてもピュアな空間でした。

せっかく目白へ出てきたので、その付近を散策していると鬼子母神へたどり着きました。

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しらべてみると鬼子母神は安産、子宝の神様で、その像は天女の様な姿をして子供を一人抱き右手にザクロを持っている。

神社の中のあちこちにザクロの彫刻があります。

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たくさんの小実が中に詰まっている、細かい小実が熟してから親実が割れる、などと縁起ものとされています。

イラン、アラビア、アフガニスタン、インドと伝わり中国西域をへてシルクロードを渡って平安期以前に日本に伝来。古代ギリシャ、エジプトでも妙薬として使われ、旧約聖書にも頻繁に出てくるそうだ。

様々な文化の影響を受けてザクロにまつわる様々な伝説もあり鬼子母神もその一つ。

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果実よりも朱色の花をめでるのにお庭に植えられるザクロですが「朱に交われば赤くなる」の朱とは中国のザクロの花のことだそうです。ザクロの果実は女性ホルモンの「エストロゲン」が豊富に含まれるそう。女性ホルモンの存在など知らなかった古代から豊穣、子孫繁栄のシンボルとして崇められていたとは興味深い話です。

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