水曜日 17th 2月 2016
by jun立春とは名ばかりで、小雪も舞っています。 世界遺産の白川郷へ行ってきました。
今では外国の観光客もたくさん訪れます。自然と共に暮らしていた昔ながらの人々の知恵を垣間見てきました。
気温-5℃朝晩はもっと冷えるそうで針葉樹が樹氷になっています。流れの多い庄川の長いつり橋を渡ると山間の集落がありました。
「であい橋」という名のこの橋、ツルツルに凍っていました。
合掌造りの建物は茅葺屋根が特徴である。雪が下しやすい様に急勾配になっている。また雪の重みに耐えられるように棟木や部材は縄で結束した造りとなっている。しなったりして重みが分散できるそうだ。
ガイドさんの話では長男が家を継ぎ、兄弟は居候という形で20人~30人が一つの屋根の下で暮らしていたそうです。タイムスリップして人々の笑い声や子供の泣き声が聞こえてきそうですね。。。 さぞ賑やかだったことでしょう。
水路があちこちにあり清流が流れます。川魚など獲って暮らしていたのでしょうか。 雪深き山間部 田畑は限られているので山仕事などをして暮らしていたようです。民芸品も数多くあります。
茅葺屋根のふき直しに「結」という共同作業の形態が残っています。約30年~40年に一度、村の者総出で協力して屋根を葺き替えるとのこと。豪雪地帯のこの地域でしっかりした屋根を作ることは生活する上でなにより重要なこと、また互いに協力して屋根を作ることで独特のコミニティーを形成したようです。
合掌造りの古里は現代社会が忘れかけていた何かを語りかけているようでした。
魅力あるニッポンを世界に紹介するクールジャパンという政策があったが。。。でもこれが本当のクールジャパン。。。寒っ! 日本って素晴らしい
今では北陸新幹線も開通して白川郷も大勢の観光客で賑わっています。