屋敷林伐採作業

08 4月 2017

富山へ屋敷林の伐採作業に出張してきました。

遠方であったこと・・発生材の処分など土地勘もないし・・雪深いのではないか・・いろいろ思案しましたが、どうしても知人にお願いしたいとのことで引き受けました。

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高さ30m 枯れ木含めて6~7本の伐採作業。平井園ではとても手に負えない大きな杉の木、ということで日本のトップクラスの技術を誇る空師 飯田清隆氏に下見から作業までサポートしていただきました。

 

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丸太は板に挽いてテーブルにするそうです。

conv0002 作業前

conv0014 作業後

作業が終わった頃は天気も晴れてきました。飯田林業さんのお蔭で作業は順調は進み、安全でスピーディーな仕事っぷりには いつも惚れ惚れします。清々しささえ感じます。

作業も無事終わってホッと一安心、、、。

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11月に現場調査の際に小川温泉に立ち寄りました。川沿いに歩いてたどり着く洞窟の秘湯

遊びに行ったわけではないですけどサプライズって地方ならでは。。。

今回は近所の温泉に入り、オーナー夫妻の手料理をご相伴にあずかる。。

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築150年の古民家 見たこともない大きな自在鉤がぶら下がっていました。いったい何に使っていたのでしょうか?  オーナー夫妻は横浜から富山へ移住して民泊の古民家カフェを営むそうです。オープンしたら是非行ってみたいです。

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帰り道に見た立山連邦の素晴らしい眺め

富山県は幸福度ランキングで上位に入るそうです。水が清く食べ物がおいしい、魚好きにはたまりませんね。イライラしている人がいない堅実で勤勉、温和な県民性

富山の空気は澄んでいました。

 

 

 

 

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インドの思い出

27 2月 2017

2014Feb インドへ行ってきました。巡ったルートは デリー→ムンバイ→アーメダバード→ジャイプール→アーグラ→デリー    カルチャーショックの連続、帰国してさらに興味が湧き、インド旅行書を集めたり(笑)インドで暮らす人々を目の当たりにして人生観が変わるぐらいのマジカルツアー。夢の国インド またいつか旅してみたいです。

インド回想録

インド回想録2

インド回想録 3

インド回想録4

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名木出荷

19 2月 2017

春一番も吹きました。

だいぶ暖かくなりましたが、しばらく雨も降っていないので土埃が舞います。畑はパサパサ

福寿草が春の訪れを知らせてくれます。

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先日は平井園で20年手をかけたクロマツの大木がついに出荷。。

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長年の手入 大変でしたが、嬉しいような寂しいような。。。

枝を傷めないように丁寧に枝折って慎重にトラックに積み込み無事出荷。名古屋の方で植えられるそうです。

 

なかなかの名木だったので、もうちょっと写真を撮っておけばよかったな~と悔やんでおります。

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枯れ立ちの姿

16 2月 2017

雑木林の景色が好きです。

クヌギやコナラの落ち葉をガッサガッサと蹴飛ばして歩いていると、子供の頃クワガタ採りに夢中になった頃へタイムスリップできそうな気がします。

 

 

 

 

 

 

武蔵野の原風景として雑木林の景色が思いつきますが、クヌギ、コナラに代表される雑木林はもともと自然林ではなく人工林だということを御存知ですか?

 

昭和期前半までは薪として燃料に使われた薪炭林でした。 落ち葉は優良な堆肥として現在も農家で使われています。                        人々の生活に密接に結び着いた林でした。

成長の早いコナラやクヌギは成木を地際からきると株立ちとなり15年~20年で再び成木を伐採して薪に活用することが出来ました。

つまり 伐採→薪→成木育成→伐採 と自然のリサイクルで燃料がとれ、生活に根ざした2次林だったんですね。

戦後しだいにガスや石油が使われはじめ、ところどころ雑木林の風景は失われてゆきました。

清瀬市の自然公園

がさがさ幹肌の雑木林ですが歩いていると、妙に文学的な気分になります。

近代文学では国木田独歩を代表とする様々な作家や画家などが、この時代の作品に雑木林の美しさを取り入れました。

ワーズワースの詩集を持ってコナラの林へ散歩へ行ったようです。

まだまだ寒い日が続きます。 健康の為にも散歩に出かけましょう。

 


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愛知県植木視察

04 2月 2017

愛知県の西尾は古くは植木産地として発展した地域で、また植木流通の拠点として高度成長期には関東からもたくさんの植木が運ばれて販売されました。現在は鉢物の一大生産地だそうです。

植木協会の研修で植木畑の視察に行ってきました。

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生産者のお話では西尾は川の中州の様な土地なので土壌の成分が砂地で重いそうです。ためしに植木を担いでみましたが、まるで石みたいに重い。。。東京の植木屋の倅で良かった。

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乾くと白っぽくガチガチに固まりスコップがささらないそうです。

利点としては根が重いので植木上部の支柱をしなくても、そうそう倒れません。

別の圃場ではオリーブの畑を視察しました。

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園主のお話ではスペインをはじめヨーロッパ各地から太い原木を輸入して、吹かしなおすそうです。乾燥しやすい砂地の土地もオリーブにはあっているそうだ。

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なかには4tぐらい重量のあるオリーブもあるそうです。ダイナミックですね。

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日が暮れる頃、ご当地グルメで一杯・・ということで

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串カツはソース2度付け禁止!

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名物の土手煮

赤味噌風味の甘辛いお味 東京にはない味。旨かったっす!

 

 

 

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果実の実り

28 1月 2017

 

毎年、鈴なりになる柑橘類 植木畑にはユズ、カボス、ミカン、  グレープフルーツなどなど沢山のフルーツが実ります。

 

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夏ミカンはとても酸っぱくてあまり食べませんでしたが最近はなんだかボンヤリしているときに食べるとシャキッ!と目が覚めるので食べるようになりました。ダイダイ、これまた酸っぱい、我が家ではポン酢にしてグルメ&健康増進に役立っております。

 

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グレープフルーツは毎年鈴なりになるのですが実も小ぶりであまり食べず春になると鳥のエサでした。

conv0010グレープフルーツ

葡萄(grape)の様に木になることからグレープフルーツと名付けられたようです。亜熱帯を原産とする植物ですが温暖化の影響でしょうか、毎年沢山なります。正月休みも長かったので一念発起してマーマレードを作ってみました。

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娘たちの協力もへて、三温糖と白砂糖と井戸水で煮込んで50瓶ぐらいできました。ひゃ~大変ですねマーマレードってものは・・・

果実の恵み

ゆっくり手間ひまかけて丁寧に自分でやってみると、いろいろと気づくことってありますね。

 

 

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年の瀬

30 12月 2016

 

暖かい東京ですが早朝の植木畑にもそろそろ霜を見かける様になりました。                              本年もたくさんの方々にご厚情を賜り誠にありがとうございました。

大きな植木の出荷が例年になく多い年でした。

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トレーラーや大型運搬車もたびたび登場しました。

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あっという間も年の瀬・・・                                お庭の手入れ、大掃除、お餅つき、消防団・・・まだやることは尽きません。

今年もありがとうございました。

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来年は酉年ですね。

皆様にとって良い年になりますように

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百花繚乱

25 4月 2016

早いもので新緑も芽吹き 爽やかな季節。

様々な花が咲き乱れます。

 フジの盆栽

昨年もそうでしたが今年も花木の花つきは良好。

 ハナミズキ

この様な花つきの良い理由として、前年の夏が最高気温40度にもなるほど高温になったり雨がなかなか降らず木が苦しんだ為、比較的花つきが良いのではないかとも考えられます。肥料なども関係しますが前年に花芽を形成する花木は特に夏の気候の影響をうけるようです。

花が咲くということは実もたくさん小鳥もたくさん。

 

黄色の花、ピンクの花が終わると新緑と共に白花が目立ちます。

クロフネツツジ(平井園圃場)

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ハンカチの木

ハンカチというよりはティッシュみたいな花。風でひらひら舞い落ちます。

 

今時期は虫も少なく百花繚乱…

畑で植木を掘っていても気持ち良いですが

そろそろタオルも必要になってきました。

 

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夜桜

07 4月 2016

桜の季節

新緑が芽吹くと掘ることができなくなる樹種などありまして根回ししたり、なんとなく忙しない日々なのでシートを広げて花見をする気分にならない・・職業がらですかね。 季節も変わり、暑かったり寒かったり風が吹いたり、夜はまだ冷えるので皆様体調管理大事です。

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平井園に隣接する岩倉高校グランドのソメイヨシノ         闇の中、ライトアップされて静まりかえって咲いています。ボコボコとした黒ずんだ幹肌、枝振りからは想像できないほどの美しい花を毎年見せてくれます。

植木畑の桜もよく咲きました。

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富士桜は成長がきわめて遅いので庭木におすすめです。

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神代曙桜は濃い色合い、やや大きめの花が特徴です。

今年は花曇りの日が多く、花持ちが長がかったようです。 そろそろ桜舞う頃です。

 

 

 

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稗倉

08 3月 2016

天保9年(1838年)田無村名主 下田半兵衛富永が飢饉に備えて稗を貯えるため自宅の庭に五百石入る稗倉一棟を自費で建てたそうな。。。                            現在は西東京市の指定文化財である。干支にちなんで12分の1づつ年々詰め足し古穀を貧困者並びに火災、病難等の者に分配していた。今でいう備蓄倉庫の様なものであろうか。。。

田無に江戸時代からの文化財の稗倉の移築に伴う石碑、既存樹の保護、景観の整備を行っています。下請けで作業に関わったのですが、地元の歴史を知る上で有意義なことになりました。。。

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まずは傾いた石碑を起こして既存樹木や周辺の撤去から

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埋まっていた古い水路などが出没して作業を中断することも。。。 市教育委員会や考古学の先生、設計者、たくさんの方々が登場します。

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たくさんの意見をふまえながら制作いたしました。

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下田家に隣接する田無上水の水車で実際に使われていた石臼を飛び石に配置、古い水瓶も。

半兵衛さんは「槐宇道人」という雅号があったそうです。ゆかりの槐(エンジュ)の木を石碑の傍にそえます。

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稗倉の傍には下田半兵衛さんの功績を称えた石碑「養老田碑」                            江戸時代に立てられた緑泥片岩の固い石質。

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下田家の庭から下草を移し植える・・・水仙は春を告げてくれます。

稗倉はこれからも田無の町の移り変わりを見守ってくれることでしょう。

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